小川郷太郎
(注) この記事は月刊「武道」誌2020年11月号に寄稿した記事を出版社の了承を得て転載したものである。
17歳でやや遅く柔道を始め、喜寿を過ぎても細々ながら続けている柔道人生を振り返っての感想を書いてみた。
柔道以外の趣味である書画と同様、私のやっていることはどれも進歩が乏しい。私よりずっと熱心にやっている人たちがたくさんいるから当然でもある。でも愚直に長くやっていることによって得られるものもあると思って自分を慰めている。柔道には人生に役立つことは非常に多いと思う。もっと多くの人が柔道を始めてほしいと思うことしきりである。