ガロンヌ河を跨ぐ石橋の向こうにサン・ミシェルのバシリカが夕日を背にして聳え立つ。静にして荘厳な雰囲気をたたえた残照の教会のシルエットは心に残る。(2018.7.9.)
ピレネー山中の寒村オロロンの橋の上から向こう岸のレストランを描く。その古びた姿や増改築を繰り返したような建物下部の不思議な構造、背景の家並みなどに惹かれた。描き終わってレストランに入ると、その田舎料理はボリューム豊かでこってりとして美味かった。フランス料理はどこの鄙びた街でも旨い。このレストランと周りの風景に雰囲気を感じ、後年に水墨画にも仕上げたことがある。(1970.1.4.)
丘の傾斜に沿って家が並び立つピレネー地方の山村。左下に川が流れていた。冬の季節で人影は見当たらない。(1970.1.4.)
家族とスキーに行った機会に宿舎から見た風景。少し腰を痛めて一人で部屋で休養していたときに描いた。(1984.1.4.)