ブルターニュの友人の別荘の食堂から海岸を見やる。窓越しの庭の植木、道路沿いの柵、そしてその向こうの海の風景は、室内の暗さとの対比で明るく輝いて見える。日本と違ってカラッとした、のどかな夏の雰囲気がある。(2018.7.5.)
フランスの夏は乾燥しているので暑さも心地よい。盛夏の外の気温は高くても、レストランの室内は涼しくて冷房もいらない。ブルターニュ地方ヌワール・ムチエのレストラン。歩道にもテーブルを並べる。新鮮な鰯を焼いた料理がこの店の名物。明るい陽射しの中で冷やした白ぶどう酒が喉に心地よく染み入る。(2018.7.4.)
1週間ほど泊めてもらったブルターニュ地方に住む友人の家の庭にある松の木は、枝ぶりが人間の手のようで上部が顔のように見えて面白かった。(2018.7.3.)
小さなこの村での生活は実に興味深い経験だった。村に店はひとつもなく、時々近くの町に行って農家で手造りのチーズを買い、マスを養殖している川沿いの別の家で生きのいい見事な魚を買い、夜の料理を整える。諸々の食材や日用品はやや離れた大きな街の市場で手に入れる。石造りのこの家は大きく頑丈で部屋数も多い。累次の改修で内部の構造は時々変わる。この画の正面が分厚い入り口の木の扉だ。朝と昼はこの中庭で食事をすることが多い。石造りは夏でもひんやりして涼しい。(2018.7.16.)