スペイン国境に近いフランス南西部のソコアの街は小さな湾に面し、大西洋の冷たい海から守られて水温は心地よい。家々の赤い瓦屋根や小さなヨットやウインドサーフィンの帆の色がアクセントになって、画面右上の古いシミから眼をそらしていただければありがたいのだが。(1983.7.4.)
スペインとの国境に近い大西洋岸のリゾート地ビアリッツには窓の扉などを緑で塗ったバスク的な白壁の家が目についた。(1983.7.11.)
ピレネー山脈の麓に佇むカトリック巡礼地のルルド。復活祭の休みにパリからの長い道のりを運転してやっと着いたとき、遠くの山や要塞を背景にしたこの清楚な教会の姿に非カトリックである私も神聖な感動を覚えたことを記憶している。(1973.4.23.)
画家セザンヌが何度も描いたことで知られる南仏エクサンプロヴァンス近郊の山。元旦の天気は快晴で山がよく見えた。素人がセザンヌ気取りで描いても、やっぱりスケールの小さなものになってしまった。(2006.1.1.)