小舟や網が見える静かな風景。漁を営む貧しい漁民がいるのだろう。(1980.6.8.)
ルソン島にありながら当時は道もなく車では行けなかった「陸の孤島」、バタンガス地方のホワイト・サンズ・ビーチの風景。正月休暇で行ってみた。電気もなく、夜は月明かりと松明の火を頼りに簡素な宿泊所への道を辿る。月が昇り、白砂の浜を明るく照らしていた。観光客も殆どなく、朝の浜辺は波も穏やかで静まり返る。お金持ちの所有と思しきヨットが静かに海に浮かび、地元の人が魚獲りに出掛けるようだ。夕方は取れた魚を浜で焼いて食べた。(1979.12.31.)
国内出張のとき宿舎から見た景色に惹かれ、紙切れにボールペンで描いた。ヤシの木の中に家があり、向こうに海があり山が見える。(1980.10.23.)
ルソン島の高原にあるリゾート地のバギオには避暑を兼ねて時々行った。緑の中の松林が綺麗なところを書き始めたが、時間がなくなって未完となったが、雰囲気を留めたく急いで彩色をした(1980年頃の作品)。