小川郷太郎
ロワール河下流のアングランド・シュル・ロワール村の佇まい。何の変哲もないが、夏の終わりのけだるさの中で、どこか鄙びてゆかしい。(2010.8.28.)
ロワール川の対岸からアンボワーズの城と周辺の景色に魅せられて描いた。(1983.9.10.)
ロワール川の中流域には中世のシャトーが木の間に鎮座し、下流域はのんびりと素朴だ。シャトーが見えなくてもどこも風景は自然のままで美しい。夏の終わりに近づいても風景は明るく輝く。(2010.8.28.)
ブロア城の高い位置からロワール川の方向を見やると凛とした教会が聳え立ち、その向こうに街や沃野が見える。フランスの夏はカラッとした空気でどこまでも明るい。風景が気持ちを広く、明るくしてくれる。(2010.8.15.)